重度な受け口や出っ歯、あごが曲がっているなど上あごと下あごの位置関係が大きくずれている場合は矯正治療単独では治療が難しいことがあります。その際は、「外科的矯正治療」とよばれる手術を伴う矯正治療が必要になります。
外科的矯正は、手術であごを正常な位置に動かすのと同時に歯並びも治していく治療法です。あごの骨の位置が変わるので顔の見た目も美しくなるのが大きな特徴です。
当院は金沢大学附属病院歯科口腔外科と協力しながら、外科的矯正を提供しております。外科的矯正治療は独自のノウハウが必要です。まずはにいざわ歯科・矯正歯科医院にご相談ください。
※本治療は健康保険適応となります。
■治療前
■治療後
患者さんの希望 | 受け口をなおしたい |
診断名 | 骨格性下顎前突 |
治療を開始した年齢 | 30歳(男) |
使用した装置 | マルチブラケット装置 |
治療方法 | 非抜歯 |
治療期間 | 2年 |
費用の目安 | 健康保険適応(400,000円~) |
治療リスク | 歯根吸収の可能性があります。 歯が移動する際に痛みや異和感があります。 手術後に痺れがでる可能性があります。 |
受け口には前歯の傾きによるものと、骨格性と言って下あごの位置が前方にあることでおこるものがあります。下あごが大きく前に出ている場合は手術を併用する矯正治療をお勧めします。治療後はかみ合わせと横顔もきれいになりました。
■治療前
■治療後
患者さんの希望 | あごが右に曲がっているのをなおしたい |
診断名 | 下顎骨右方偏位 |
治療を開始した年齢 | 25歳(女) |
使用した装置 | マルチブラケット装置 |
治療方法 | 非抜歯 |
治療期間 | 2年 |
費用の目安 | 健康保険適応(400,000円~) |
治療リスク | 歯根吸収の可能性があります。 歯が移動する際に痛みや異和感があります。 手術後に痺れがでる可能性があります。 |
下あごが右に曲がっているため右奥歯のかみ合わせがよくありません。治療後は奥歯もしっかりかめる状態になり、正面のあごの曲がりも改善しています。外科的矯正治療は横顔だけでなく正面の顔立ちもよくすることができます。
■治療前
■治療後
患者さんの希望 | 前歯が出ているのをなおしたい |
診断名 | 下顎骨後退 |
治療を開始した年齢 | 28歳(女) |
使用した装置 | マルチブラケット装置 |
治療方法 | 抜歯 |
治療期間 | 2年 |
費用の目安 | 健康保険適応(400,000円~) |
治療リスク | 歯根吸収の可能性があります。 歯が移動する際に痛みや異和感があります。 手術後に痺れがでる可能性があります。 |
下あごが上あごに比べてかなり後方にあるために重度の出っ歯になっています。治療後はかみ合わせが改善するのと同時に下あごが前方に移動したのですっきりとした横顔になりました。外科的矯正治療により下あごは前方にも移動可能です。
■治療前
■治療後
患者さんの希望 | 前歯でかめるようにしたい |
診断名 | 骨格性開咬 |
治療を開始した年齢 | 24歳(女) |
使用した装置 | マルチブラケット装置 |
治療方法 | 非抜歯 |
治療期間 | 2年 |
費用の目安 | 健康保険適応(400,000円~) |
治療リスク | 歯根吸収の可能性があります。 歯が移動する際に痛みや異和感があります。 手術後に痺れがでる可能性があります。 |
上下の前歯がかみ合わない開咬(かいこう)と呼ばれる状態です。開咬の程度が大きく、上下のあごの位置関係に問題がある場合は手術による改善をお勧めしています。治療後はしっかりと前歯でかめる状態になりました。